国立新美術館 10周年 ~文化と芸術の新たな可能性の追求 国立新美術館の次なる10年へ~

国立新美術館 10周年 ~文化と芸術の新たな可能性の追求 国立新美術館の次なる10年へ~

国立新美術館は、2017年1月21日開館10周年を迎えます。

公募展、共催展、自主企画展の三種の展覧会を常時開催しており、年間展覧会入場者が200万人を超えるという、日本で最も入場者数の多い美術館です。

この10年間、国立新美術館は時代の動きを敏感に反映し、世界に向けて発信していく大胆な企画に挑戦してきました。ゴッホ、ルノワールといった歴史的な名品をご堪能いただく展覧会の開催のほか、世界のファッションをけん引するデザイナー三宅一生など、現代に活躍する作家たちの個展も積極的に開催してきました。

そして私たちは近年、従来にはない新しい方向も打ち出しています。日本が世界に誇る視覚文化であるマンガ、アニメ、ゲームを歴史的に包括した展覧会は、世界巡回も果たし大きな話題となりました。

国立新美術館は常に、芸術文化の先駆けとなる未来志向の美術館であるために、次の10年も斬新な企画を生み出し続けたいと考えています。この開館10周年を機に、私たちは美術と美術館の将来を見通す視点とそれに応える企画を積極的に創りだし、今後も文化と芸術の開かれた可能性と未来を追求してまいりますので、ご支援をいただけますよう、お願いいたします。
寄附金額
1,000/口
10周年記念イヤー事業のご紹介

10周年記念イヤー事業のご紹介

国立新美術館では、開館10周年を記念した「10周年記念ウィーク」を平成29年1月20日から30日まで開催します。

特別展示や能・狂言、音楽コンサートのほか、講演やシンポジウム、ワークショップなど、大人から子供まで幅広く楽しんでいただける多彩なプログラムを計画しています。

また、10周年イヤーの企画として前衛芸術家・草間彌生の全貌をご紹介する「草間彌生 わが永遠の魂」展をはじめ、メディアアート、マンガ、アニメ、建築、デザイン、ファッションなど時代の動きを敏感に反映した企画を世界に向けて発信し続けます。
10周年記念イヤー事業のご紹介
展覧会の開催

展覧会の開催

○企画展
国立新美術館は、2000㎡の展示室2室を使い、年間6本のペースで展覧会を企画、開催しています。

企画展には2つの方針があります。

1つは、現代に活躍する美術家たちの紹介です。2008年から継続して行ってきた現代作家のグループ展「アーティストファイル」シリーズに加えて、日本の現代絵画を代表するダイナミックな画風で知られる中村一美、ドイツの国際的な写真家アンドレアス・グルスキー、世界のファッションを牽引するデザイナー三宅一生といった作家たちの個展を開催してきました。そして10周年の記念すべき年には、草間彌生の全貌をご紹介する大規模な個展を予定しています。

2つ目の方針は、歴史的な名品をご堪能いただく展覧会の開催です。ルーヴル美術館やオルセー美術館の重厚なコレクションや、ファン・ゴッホ、セザンヌ、ルノワール、マグリットといった巨匠たちを紹介する展覧会は、数多くのお客様でにぎわいました。

そして私たちは近年、従来にはない新しい方向も打ち出しています。国立民俗学博物館と共同で開催した「イメージの力」展や、日本が世界に誇る視覚文化である、マンガ、アニメ、ゲームを歴史的に包括した展覧会が大きな話題になりました。これからも国立新美術館は、時代の動きを敏感に反映し、世界に向けて発信していく大胆な企画に挑戦していきます。


○公募展
国立新美術館は、全国的な活動を行っている美術団体などに展覧会会場の提供を行っています。公募展スペースとして1室1000㎡の展示室を10室、315㎡の野外展示場を4区画有する当館は、絵画、版画、工芸、書、彫刻など、日本美術の新しい動向を紹介することを通じて、美術に関する新たな創造活動の展開や芸術家の育成等を支援し、我が国の美術創造活動の活性化を推進しています。
展覧会の開催
美術に関する資料の収集・公開・提供

美術に関する資料の収集・公開・提供

当館は、所蔵作品を有しておりませんが、美術に関する資料や情報に関しては収集・保存し、閲覧に供しています。美術資料室は、そのための業務を担う部署です。

開館から10年が経ち、初学者から専門家までのすべての方々を対象としたアートライブラリー(美術館3階)は、美術専門図書室としては国内最大級の年間3万人の方々に利用されています。特に収集に力を入れている展覧会カタログは、全国の美術館・博物館の皆様のご協力によって約10万冊のコレクションとなりました。また、2013年に開室したアートライブラリー別館資料室(別館1階)は、戦前期の図書・展覧会カタログ、終刊雑誌等のより専門的な資料があり、研究者や学生の方々を中心に利用されています。さらに近年では、写真資料、文書類、エフェメラ類等の特殊で希少な資料の整理にも着手するようになりました。また、「アーティスト・ファイル展」資料、山岸信郎氏旧蔵資料、近藤竜男氏旧蔵資料等の収集アーカイブスの整理・公開も始めています。

「美術資料」とひとくちに言っても、さまざまなタイプの資料があります。当館では、それぞれの資料の性格に合わせた収集、保存、公開の方法を今後も模索し、日本における美術の情報拠点として、さらに多くの方々に活用していただくことを目指していきたいと思います。
美術に関する資料の収集・公開・提供
全国における展覧会情報のデータベース構築

全国における展覧会情報のデータベース構築

「国立新美術館」はその機能の一つとして「人と情報をつなぎ、文化遺産としての資料を収集・公開する美術館」を開館以来掲げてきました。

情報企画室では、日本国内の美術館、画廊、美術団体が開催するさまざまな展覧会の情報を収集し、検索可能とすることで、人と美術をつなぐための接続点としての役割を担ってきました。それを可能とし、公開している展覧会情報検索サービス「アートコモンズ」では、現在、1000か所を超える美術館などから、チラシや案内はがきをお送りいただき、最新の展覧会情報を検索できるようになっています。展覧会情報を蓄積することにより、日本のアートシーンを記録するデータベースとして活用できるよう、今後も継続的に事業を展開していきます。

始めてから10年、現在では3万件を超える展覧会情報が登録されています。
全国における展覧会情報のデータベース構築
教育普及活動

教育普及活動

教育普及室では、「参加し交流し創造する美術館」をテーマに、様々なプログラムを実施してまいりました。来館者の作品鑑賞の充実を目的に、展覧会に即した講演会やアーティスト・トーク、シンポジウムのほか、展覧会の鑑賞ガイドを発行し、展覧会を分かりやすく読み解くツールとして、ご利用いただいています。「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム1989-2015」展や、「MIYAKE ISSEY展 : 三宅一生の仕事」展では、日本語版だけでなく、英語版ガイドも作成いたしました。

一方、様々な年齢層に対して、幅広い視点からアートについて考え体験するアーティスト・ワークショップも、ファッションやデザインなど様々な分野から講師を招いて開催し、開館以来通算して65回(2016年10月末現在)を数えることとなります。また、近年未就学児を対象とした「はじめてのアート」シリーズを開始し、毎回好評をいただいております。

さらに世界巡回した「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」展のミャンマー会場、バンコク会場では、普及室スタッフ等による「ゾートロープを作ろう」というワークショップも、実施しました。同じプログラムでも国が変わると描く絵の傾向などの違いが見え、スタッフ一同勉強になる経験でした。普段は限られた人の参加となってしまいがちなワークショップですが、10周年を機に記録集の編纂も進めており、活動の公開を促進してまいります。


こうした来館者を対象としたプログラムのほか、美術館活動の理解の促進や、将来美術館で働くことを想定した若い人材の育成を図る試みも継続しています。美術館が開館した2006年度以降、87名のインターンを受け入れたほか、ボランティアとして活動する大学生・大学院生のサポート・スタッフの延べ登録数は760名以上に達しました。

今後ともこうした活動を継承しつつ、より来館者のニーズをとらえた活動を充実させていきたいと思います。
教育普及活動

国立美術館オリジナルグッズプレゼント

オンラインまたは郵便局・ゆうちょ銀行(窓口・ATM)でご寄附をいただいた方には、国立美術館五館の建物イラスト入りの寄附限定オリジナルグッズをプレゼントいたします。
10口(10,000円)以上でWHYTROPHYのロゼット(リボン徽章)を、20口(20,000円)以上でトートバッグ(限定カラー)を、50口(50,000円)以上で折り畳み傘をプレゼント!!!