国立映画アーカイブは、2018年に東京国立近代美術館から独立し、6つめの国立美術館として開館しました。日本で唯一の国立映画機関として、国内外の映画および図書などの映画関連資料の収集・保存・研究・復元とともに、上映や展示、図書室やセミナーなどで収蔵作品や研究成果を公開しています。映画に関するさまざまな教育、国際連携・協力の拠点としての機能も備えています。

館長メッセージ岡島 尚志(おかじま・ひさし)

国立映画アーカイブは、1952年の国立近代美術館のフィルム・ライブラリー事業から始まる日本で最も長い歴史を持つ、映画の保存・上映・研究の拠点です。
8万本以上にのぼる収蔵作品は、企画上映や館外上映、配信、国内外の映画祭・上映会や放送などへの提供を通して多くの方にご鑑賞いただいており、映画関連資料も、図書室や展示室、ホームページのデジタル展示室などで公開しております。映画と映画保存に関する様々な教育普及事業や、国際フィルム・アーカイブ連盟と連携した活動も積極的に進めております。
日本映画は、無声時代の劇映画の9割以上もの作品を既に失っていますが、そのような悲劇を繰り返すことのないよう、国立映画アーカイブでは、貴重な映画フィルムや関連資料を収集し、私たちの大切な文化遺産として、相模原分館の専用保存庫で適正に保管し、人々が将来に渡り、学びと楽しみのためにそれらを活用できるようにすることを目標に、日々の仕事に励んでいます。
芸術として、文化として、歴史として、ますますその重要性を増しつつある映画というメディアを確実に未来へと継承していくためには、多くの資金と人材が必要です。皆さまからの幅広いご支援をお願い申し上げます。

映画の収集・保存

日本映画、外国映画を問わず、残存フィルムを可能な限り収集することを原則に、劣化の進行や廃棄・散逸の危険があるフィルム、希少性の高いフィルム、上映や国際交流事業に必要なフィルム等を優先して、計画的な収集を行っています。また、図書、ポスター、スチル写真といった映画関連資料についても網羅的な収集に努めています。相模原分館では、収集したフィルム及び映画関連資料を24時間空調システムによる管理のもと適切な温湿度環境で安全に保護するとともに、フィルムの検査やデータの採取、出入庫作業等を行っています。

真正性を追求した上映

館内には2つの上映ホールがあり、監督・俳優・製作国・ジャンル・時代など、さまざまなテーマにあわせた特集上映を企画しています。上映プログラムには芸術的・映画史的に重要な作品だけでなく、時事的・文化史的に貴重な映画や、発掘・復元された作品なども含まれており、劇場公開当時の状態に可能な限り近づけた、真正性を重視した上映を行っています。

映画関連資料の展示

映画のポスター、写真から映画機材、映画人の遺品まで、映画関連資料を用いた展覧会を展示室で開催しています。常設展「NFAJコレクションでみる 日本映画の歴史」では貴重な所蔵資料によって日本映画の豊かな歴史を紹介、企画展ではさまざまな切り口から映画文化を発信しています。

デジタル化したコレクションのWEB公開

デジタル化したコレクションをWEBサイトで公開しています。フィルムが重要文化財に指定された映画や、戦前のアニメーション映画など、貴重な作品や、スチル写真などの映画関連資料を閲覧できます。

教育普及事業

中学生以下を対象にした「こども映画館」や全国巡回上映「優秀映画鑑賞推進事業」など、多様な観客層を対象とした映画鑑賞教育を実施しています。また、講演会やワークショップなどを開催し、映画保存や教育に関する人材育成も行っています。

映画関連資料の修復

経年劣化、折れ、破れなどが生じた映画関連資料の修復を行っています。館内では簡易な修復を行い、本格的な修復作業は専門業者に依頼しています。

映画フィルムの復元

特に芸術的、歴史的、資料的に価値の高い映画フィルムについては、よりオリジナルに忠実な再現をめざし、専門業者に発注をして高度な技術による復元を行っています。

図書室

国内外の単行本約5万冊のほか、主要映画雑誌、映画祭図録など、所蔵する映画 図書を、図書室の閲覧室で読むことができます。複写サービスのほか、デジタル 化した資料の閲覧システムや電子ジャーナルも利用できます。

 
国立映画アーカイブへの寄附
寄附金額 1,000 円/口
口数

国立美術館オリジナルグッズプレゼント

オンラインまたは郵便局・ゆうちょ銀行(窓口・ATM)でご寄附をいただいた方には、国立美術館6館の建物イラスト入りの寄附限定オリジナルグッズをプレゼントいたします。
10口(10,000円)以上でノート(3色セット)を、20口(20,000円)以上でポーチ(12㎝×20㎝)を、50口(50,000円)以上でモバイルバッテリーをプレゼント!!!