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所蔵作品・フィルムの修復
所蔵作品・フィルムの修復
国立美術館では、たくさんの作品を所蔵していますが、経年による劣化などで傷んでしまうことがあります。貴重な作品を良好な状態で後世に伝えていくため、保存・修復作業が美術館の大事な活動となります。
また、国立映画アーカイブでは、映画フィルムや映画関連資料の修復・復元を行っています。
国立映画アーカイブ
国立映画アーカイブでは、たくさんの映画フィルムや映画関連資料を所蔵していますが、フィルムに固有の化学変化や経年劣化などにより、変形や褪色が生じることがあります。貴重な作品を良好な状態で保存し、劣化や損傷の見られるフィルムを修復・復元し、長期にわたって鑑賞できるようにしておくことが、国立映画アーカイブの大事な活動になっています。
国立西洋美術館
国立西洋美術館は、唯一コレクションの保存修復・保存科学部門を持っている国立の美術館です。美術作品は長い年月の間に不適切な温湿度管理・光や空気の質などの周辺環境・虫などの生物被害や移動時の振動などで経年劣化していきます。あるいは地震などの災害などで損傷することもあるかもしれません。このような作品を取り巻くあらゆる劣化要因からコレクションを守り、未来に受け継ぐために、美術作品の劣化の速度を遅らせる保存修復処置を施したり、来館者のみなさまが安心安全に作品を鑑賞できるよう周辺環境を整えたりする仕事をしています。
国立国際美術館
国立国際美術館は、現代美術作品の収集を中心に行う唯一の国立美術館です。絵画・彫刻・版画といった、みなさまに親しみのある作品だけでなく、写真、映像、それらを複合的に組み合わせた作品、さらにはパフォーマンスといった、現代美術のフロンティアを切り開く作品の収集にも積極的に取り組んでいます。どのような作品であれ、収蔵品を適切に保管し、展示可能な状態にすることは美術館の使命の大きな柱です。さまざまな劣化要因から作品を守り、必要に応じた保存修復措置をきめ細やかに行います。こうした過程において、現代美術ならでは の新たな素材や技術について調査研究することも、私たちの重要な仕事のひとつです。
写真:ロバート・ラウシェンバーグ《至点》(1968年) 作品点検の様子 国立国際美術館 2018年
国立アートリサーチセンター
国立アートリサーチセンターは、国内外の美術館、研究機関をはじめ社会のさまざまな人々をつなぐ、アート振興の新たな推進拠点です。他の研究機関と連携しながら、国立美術館における所蔵作品の科学調査・保存修復活動の推進に努めるとともに、保存修復専門家の更なる知識・技術向上のために行うワークショップや、保存修復の大切さや成果について一般の方にも知っていただけるような講演会等を開催します。また、ウェブサイトでも保存修復および調査研究の成果や海外文献の翻訳などの情報発信を行い、国内外の保存修復に関する知識・情報の集約と共有を図ります。
写真:保存修復専門家クリス・スタヴロウディス氏を招き、専門家を対象に開催した「文化財修復処置に関するワークショップ ―モジュラー・クリーニン グ・プログラムの利用について―」の様子(2023年10月、独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所との共催)
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国立美術館オリジナルグッズプレゼント
オンラインまたは郵便局・ゆうちょ銀行(窓口・ATM)でご寄附をいただいた方には、
国立美術館の建物イラスト入りの寄附限定オリジナルグッズをプレゼントいたします。
10口(10,000円)以上で付箋セットを、20口(20,000円)以上でサコッシュ(25cm×33cm)を、50口(50,000円)以上でボトル(水筒)をプレゼント!
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国立映画アーカイブ